「7代目山口組・高山組長」襲名への布石との見方が浮上した「直参への通達」

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11月14日の執行部会議後に

 6代目山口組(司忍組長)が直参組織に対し、ある通達を出したという。通達はそれこそしょっちゅう出される類のものでそれ自体、注目度が高いわけではない。が、今回に関しては、7代目トップに高山清司若頭が就任する布石ではないかとの見方が浮上している点で当局およびヤクザ業界の注目を集めているとされる。

 定例の執行部会議が開かれたのは11月14日のこと。その後に直参組織(2次団体)に通達が出されたという。

「3代目益田組(本部:神奈川県横浜市)の山嵜昌之組長が総裁になり、4代目を水島秀章組長が引き継ぎ、3代目矢嶋組(本部:愛媛県今治市)も同様に、中山和廣組長が総裁になり、4代目を武智浩三組長が継承したというのが通達の中身です」

 と、竹垣悟氏(元暴力団組長で、現在はNPO法人主宰)。

 益田組も矢嶋組も共に6代目山口組の2次団体だ。すでに益田組に関しては4代目組長と若い衆との間で盃直しが行われた模様だ。

2人は共に体調が悪く

 今回の人事のポイントは当代が引退せず、総裁ポストに就いたというところだという。

「2人は共に体調が悪く、組織の運営からは外れて治療に専念してもらうという狙いがあるようです」(同)

 あくまでも実権は4代目組長の方に移ったということなのだが、それならばなぜ引退してカタギとならず組織に残ることになったのだろうか。

「確かに二重権力のように見えてしまうかもしれないですね」

 と、担当記者。

「親分が引退すると、そのタイミングで同じように引退してカタギになる組員が出てきます。その分、組員が減ってしまいますから、それを避けたいという考え方があるものと捜査当局は見ているようです」(同)

 先の竹垣氏も同様の見方をする。

「6代目の高山清司若頭の頭の中には、組織の弱体化が常に課題としてあるのでしょうね。過去を振り返ってみると、今回のような人事は高山若頭が3代目弘道会の総裁となった例を除けば、2代目小西一家の落合勇治組長が2018年、無期懲役(組織的殺人罪)が確定した後に総裁に就いたことくらいですね」

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