「大麻グミ」で相次ぐ救急搬送…「元マトリ部長」が明かす“食用大麻”のリスク「効果がピークに達するまでの時間が全く違う」

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効果が「半日」持続することも

 さらに、瀬戸氏はこんな懸念も指摘する。

「気化した大麻を吸引する場合、およそ7分後から効果が現れ始め、一気にピークへと達します。しかし、大麻食品を口にした場合は、消化管から徐々に成分を吸収するため、効果がピークに達するまでに1時間から4時間はかかるとされます。また、その効果は最大12時間も持続するという指摘もあるのです」

 友達の家で大麻クッキーを食べた子どもが、体調に全く変化がないまま帰宅したとしよう。その後、自宅で子どもがグッタリと倒れ込んだとして、親は訳も分からず動揺するしかないだろう。

「効果が遅れて現れるのは大人でも同じ。そのため、大麻クッキーを食べた後に車を運転するのは危険極まりない行為です。また、大麻グミと謳いつつ、他の商品と差別化するためにLSDが混ぜられているケースもある」(同)

 大麻のイメージをコーティングする、クッキーやグミといった“甘い”言葉にはくれぐれも注意すべきだろう。

デイリー新潮編集部

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