テレビ局は政略結婚も画策…全てを知る、絶対的存在「藤島ジュリー氏」に問われる説明責任

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 ジャニーズ事務所の前社長で現在はSMILE-UP.(スマイルアップ)取締役の藤島ジュリー景子氏(57)は、同事務所の内情と歴史を最も知る人。1998年から同事務所取締役を務め、13ある関連会社のうち10社の社長に就いていた。10月2日の記者会見に欠席したが、このまま沈黙するつもりなのか。ジュリー氏の人物像を浮き彫りにする。

自分とメリー氏は違うと暗に強調したが

 ジュリー氏は過呼吸の恐れがあるため、10月2日の記者会見を欠席した。代わりにエージェント新会社社長の東山紀之氏(57)と副社長の井ノ原快彦氏(47)らが出席し、井ノ原がジュリー氏の手紙を読み上げた。その一部にこんな下りがあった。

「今後、私は補償とタレントの心のケアに専念し、それ以外の業務には一切当たりません」(ジュリー氏の手紙)

 しかし、ジュリー氏を知るエンターテインメント関係者たちの多くはこの言葉の実現性に懐疑的だ。

「東山氏も井ノ原氏も経営には不慣れで早くも世論の猛反発を受けている。やっていくのは難しいはず。結局はジャニーズ事務所から移籍する古参社員たちに頼るしかない。その古参社員を従わせることが出来るのはジュリー氏しかいない」(元民放社員)

 なにしろジュリー氏は9月5日に社長を退任するまで同事務所の絶対的存在だった。しかも細かいことまで全て自分で決裁しないと気が済まなかった。

「会社の全てを知る唯一の人。誰も抗えない存在であった」(元ジャニーズ事務所スタッフ)

 また、ジュリー氏は井ノ原氏が代読した手紙の中で、実母のメリー喜多川元名誉会長(2021年に93歳で死去)との関係を「私が少しでも彼女と違う意見を言うと気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人」と振り返った。自分とメリー氏は違うことを暗に強調した。確かに母娘のキャラクターは違うという。

「メリー氏は感情の起伏が激しく、レコード会社の取締役ですら平気で怒鳴り飛ばしたが、一方でジョークによって来客を楽しませようとするところもあった。ジュリー氏は社外の人を相手にする時は物静か」(元民放幹部)

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