「秘書にスピード違反を強要」「公選法抵触疑惑の戸別訪問」… 加藤鮎子こども政策担当相のパワハラ、違法行為を元秘書らが告発!

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「寝坊して秘書に逆ギレ」

 こども政策担当大臣に抜てきされた女性閣僚の目玉、加藤鮎子衆院議員(44)。だが、地元の山形で取材すると、秘書の大量退職、スピード違反強要に公選法違反スレスレの戸別訪問など、大臣としての資質が疑われる素顔が明らかになった。

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週刊新潮」は、加藤事務所の秘書が大量退職していることを大臣就任前の昨年から報じてきた。今回、改めて取材を重ねると、2014年の初当選後から現在までの9年ほどで公設秘書、私設秘書合わせて、少なくとも10人を超える秘書が退職していたことがわかった。ある時期には半年間で4人の秘書が立て続けに辞めたことも。その背景にあったのは鮎子氏の問題行動だったのだ。

「鮎子さんの朝のスケジュールは出かける30分前に秘書が自宅にモーニングコールするところから始まります」

 とは、事務所の内情をよく知る後援会関係者。

「彼女は朝が弱くて、寝坊して秘書に逆ギレしてくることは日常茶飯事でした。それでも朝の電話に出ないときは時間通りに起こそうと何度もかけるのですが“生活を邪魔しないでください”と嫌味を言われてしまう。そこで電話を控えると“大事な会議なのになんで起こしてくれなかったんですか”となるんです」

「農道を90キロで走らせ…」

 鮎子事務所に籍を置いていた元秘書によると、「気分の波がとても激しい方で、スケジュール通りにことが運ばないと不満が顔や態度に出てしまう」といい、予定に間に合わなくなりそうだと、“法律違反”を指示してくるという。

「鮎子さんは寝坊すると、運転する秘書に、一般道を走行中でも“朝なので車がいないから、絶対間に合うように行ってください”と指示を出すのです。普通の農道を90キロで飛ばさせ、高速道路でも“前の観光バスが遅いからあれを抜いてちょうだい”と言って、猛スピードを出させたり。高速道路なのに後部座席でシートベルトをしないこともあって、それが警察に見つかり、運転手が違反点数を食らったこともあったと聞いています」(先の後援会関係者)

 法規を無視するとは、国会議員の振る舞いとしていかがなものか。こうして秘書にきつくあたるのは、彼らを全く信用していないからだと、先の元秘書が語る。

「秘書が良かれと思ってアドバイスをしても聞き入れなかったり、きつく言い返したりしていた。声を荒らげる感じではなく、詰めてくる感じですね。“あなたは褒めるところがない”とか。経費にも厳しく、会合への参加費、食事代や駐車場代は秘書が自費で払っていました」

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