岡田阪神は優勝の可能性大…ならばMVPは誰か【柴田勲のセブンアイズ】

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4位のままだが、評価できるところも

 前回の今コラムでヤクルト、阪神6連戦を前に「1週間後は浮上してくれることを願うばかりだ」と締めたが、巨人は4位のままだ。

 それでも3位・DeNAとのゲーム差は1.5から0.5になった。今週は広島、そしてDeNAとの6連戦だ。巨人にとって上位進出に向けて負けられない戦いが続く。

 その巨人、27日の阪神戦で東京ドームでの連敗を6で止めた。伊藤将司には昨季から5連敗していたが、やっと土を付けた。

 2対2の同点で迎えた8回2死一、二塁で岡本和真が三遊間を抜く勝ち越しのタイムリー、丸佳浩も続いた。本塁打以外の適時打は64イニングぶりだった。

 岡本和の一打は内角高めの甘いストレート、これがもう少し低いコースに来ていたら三塁ゴロだったろう。ベルト近辺の球は打てるが見逃さずによく打ったと思う。

勝負の分かれ道

 伊藤将の失点は6回に大城卓三、坂本勇人に浴びたソロアーチ2本だったが、2死から北村拓己に与えた四球が余計だった。続く坂本には警戒して四球、チャンスにつながった。

 巨人は伊藤将に対して苦手意識があるのか、ボール球を振らされてきた。ストライクゾーンをうまく使い、低め低めにコントロールされている。おまけに棒球が少ない。

 今回は北村への四球が勝負の分かれ道となった。巨人には大きな四球だった。

 ヤクルトに3連勝したと思ったら、阪神に2連敗した。このまま3タテを食らったら、今後の戦いに水を差されるところだった。

 25日はエース戸郷翔征を立てた。巨人はこの時点で阪神に4勝していた戸郷が先発したが10安打を浴びて今季最多の6失点KOで1対8、対戦成績は4勝13敗1分、3年連続の負け越しが決定した。

 26日は先発・横川凱から6人の投手陣が11四死球を出し11安打と打ちこまれた。これだけ乱発したら勝ち目はない。

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