ごく普通の女子大生が大麻にハマってしまって尿検査まで…… 「マトリ」元部長が見た転落のプロセス

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 日大アメフト部の大麻所持事件では、同大学の体質に注目が集まりがちだが、実際には薬物問題だと捉えるべきかもしれない。

 多くの若者の間で違法薬物が蔓延しており、たまたまごく一部が発覚しただけとみたほうがいいだろう。日大という大学独自の不祥事だと捉えることは、問題の本質から目をそらすことにもなりかねない。

 長年、厚生省麻薬取締官事務所(通称:マトリ)で捜査の最前線に立っていた瀬戸晴海(はるうみ)氏(元関東信越厚生局麻薬取締部部長)は、著書『スマホで薬物を買う子どもたち』の中で、近年、スマホを介した「密売革命」によってごく普通の若者たち、子どもたちに違法薬物が蔓延している状況を詳述し、その現状に警鐘を鳴らしている。...

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