「ドクターX」はまた断られて今秋も復活ならず…米倉涼子が誕生日メッセージで匂わせた決別

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 米倉涼子(48)が主演する「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日)は2012年秋にスタートし、2017年からは1年おきの秋に放送されてきた。前回の第7期の放送が2021年秋だったので、本来なら今秋に第8期の放送が始まるはず。だが、それはない。米倉が辞退したからだ。人気シリーズはこのまま幕を閉じるのか?

米倉の辞退によって今秋の第8期はなし

「ドクターX」の人気は誰もが知るところ。2021年12月16日に放送された第7期の最終話は10.5%の個人視聴率(世帯17.7%)を記録した。個人視聴率で2桁超えするドラマは滅多にない(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 今年の夏ドラマで個人視聴率が2桁超えしたのはTBS「VIVANT」(日曜午後9時)のみ。ほかの作品は2%台~5%台にとどまっている。

「ドクターX」はこれまでの放送ペースなら、今年の秋から第8期が始まる。だが、テレ朝のプライム帯(午後7~同11時)の秋ドラマはTOKIOの松岡昌宏(46)主演の「家政夫のミタゾノ」(火曜午後9時)、水谷豊(71)と寺脇康文(61)主演の「相棒22」(水曜同)、菅野美穂(45)主演の「ゆりあ先生の赤い糸」(木曜同)に決まっている。大阪のABC(朝日放送テレビ)が制作する作品(日曜午後10時)もあるが、こちらも堀田真由(25)の主演作が決まっている。

「ドクターX」の出演者が所属する芸能事務所の社員によると、第8期の放送が実現しなかったのは米倉が出演を辞退したから。米倉はどうして引き受けなかったのか。

「シリーズ作品が長く続くと、演じる側が飽きることが珍しくない。また、1つの役のイメージが定着してしまうことを嫌う人も多い」(「ドクターX」の出演者が所属する芸能事務所社員、以下同)

 主演作品が長期シリーズ化されると、「当たり役ができた」と喜ぶ俳優がいる一方、同じ役ばかりやりたくないと嘆く俳優もいる。シリーズ作品からレギュラー出演者が突然消える場合、その理由の多くは作品に飽きたか、役の印象が強くなってしまうことを避けるためだ。

「しかも『ドクターX』は良くも悪くも『水戸黄門』と同じで、物語がパターン化しているから、余計に演じる側は飽きやすい。毎回、権威とは無縁の大門未知子が、権威を完膚なきまでに打ちのめす物語なので、観る側はいつも爽快感を味わえるものの、演じる側は食傷しがち」

 この作品はパターン化しているから面白いのだが、演じる側には辛い面もあるようだ。

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