「佳子さま専用通路を造る必要も…」 総額44億円超から「さらに増額」が明らかになった宮邸工事の裏側

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〈秋篠宮家の予算はどうなっているのでしょう?〉

 総工費およそ35億円を費やした秋篠宮邸の改修工事は、昨年9月に完了した。が、当初の宮内庁の説明とは相反して佳子さまだけが引っ越されず、現在も引き続き「分室」に住まわれている。それどころか、税金を原資とした宮邸の関連工事は今後も続くというのだ。

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 折しも、愛子さまの「ティアラ」制作が3年連続で見送られるとの報が流れたばかりである。

 宮内庁担当記者が言う。

「8月末に締め切られる来年度の概算要求で、『宮内庁はティアラの制作費を計上しない』と、テレビ東京が1日に報じました。女性皇族は成年になられると、宮中行事等でお召しになるティアラを新調なさいます。愛子さまも一昨年に成年を迎えられましたが、コロナ禍での国民生活に配慮されてお作りにならず、これまで黒田清子さんのものを借り受けてこられました。愛子さまがご辞退なさったのは3度目で、宮内庁は今回、『物価高にあって国民感情と両陛下のお気持ちに配慮した』としています」

 この愛子さまのティアラの件が報じられると、ネットニュースのコメント欄にはさっそく、

〈作って頂いて全く問題ないのに。こういうお心遣いは本当に素晴らしい〉

〈国民に寄り添った素敵な決断でいらっしゃる〉

 といった称賛の声が寄せられた。が、その反面、以下のようなネガティブな書き込みも散見されたのである。

〈何十億も掛けて邸宅を改装したケースもどこかにありましたが〉

〈秋篠宮家の予算はどうなっているのでしょう? 愛子さまがこれほどまでに国民に寄り添って配慮して下さっているのに〉

「紀子さまの注文」

 ティアラの費用と同列に論じることの是非はさておき、秋篠宮家では現在、改修工事を終えた本邸にご夫妻と悠仁さまだけが移られ、佳子さまはお一人で以前の「御仮寓所(ごかぐうしょ)」、すなわち分室に住まわれている。

 秋篠宮邸の改修は2020年3月から始まった。これに先立ち、ご一家の仮住まいである御仮寓所は19年2月、総工費およそ9億8千万円で完成している。さる皇室ジャーナリストが言う。

「宮邸の改修費は当初、隣接する赤坂東邸の整備などを含めて約33億円とされてきましたが、昨年9月末、改修終了時に宮内庁が発表した金額は34億6600万円。2年半に及んだ工期の間、紀子さまはしばしば現場に赴かれ、『内装に金(きん)を用いてほしい』などと注文なさっていたのです」

 そうした事情もあり、総工費は当初より1億6千万円ほど増してしまった。

「改修工事終了を発表した際、宮内庁は『(秋篠宮)殿下は“なるべく改修費を抑えるように”とのご意向だった』などと強調していましたが、結果として総額44億円以上の税金が費やされた計算になります」(同)

佳子さま専用の「通路」も…

 言うは易く行うは難し、ということか。しかも、

「佳子さまが分室に住み続けられることで仕様の変更を余儀なくされ、追加工事が必要となったのです」(前出の宮内庁担当記者)

 実際に宮内庁ホームページの「入札公告等調達情報」という項目から「公共工事の情報」を閲覧すると、今年1月30日付で御仮寓所の「建築工事・電気設備工事・機械設備工事 各一式」として2618万円の随意契約が結ばれている。が、この契約は3月29日、変更手続きが取られ、

〈コンセントを追加〉

〈屋上機械置き場へ照明器具を追加〉

〈屋外へ照明器具を追加〉

 などの理由により、124万円余り工費が増額されているのだ。それにとどまらず、秋篠宮家の事情を知る関係者が明かすには、

「今後は分室から50メートルほど離れた本邸へのアクセスを考え、職員とすれ違わずに済むような佳子さま専用の『通路』を設けたり、あるいはそれに伴って別の出入り口を設置したりといった、新たな工事が必要になるとみられます」

 そうなった場合はさらなる税金の投入となりかねないわけで、宮内庁には国民に対するしっかりとした説明が求められる。しかし、佳子さまの一人暮らしに関する説明ひとつとっても、どうにも心もとない。

「あらためて丁寧な説明を行わなければ、宮内庁はおろかご一家まで批判にさらされるのは火を見るより明らかです」(同)

 8月10日発売の「週刊新潮」では、「新・宮邸」を巡り厳しい世論の批判にさらされている秋篠宮家の現状を、識者の見解を交えて詳しく検証する。

週刊新潮 2023年8月17・24日号掲載

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