テレ朝を定年退職した玉川徹氏の賢い選択 「芸能事務所入りもせず、ああ見えて色々考えてますね」

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 7月31日、「羽鳥慎一モーニングショー」で“社員コメンテーター”を務めていた玉川徹氏が、この日をもってテレビ朝日を定年退職することが発表された。8月からは“元社員”として出演を続けるという。同業者はこれをどう見ているのか?

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 定年退職の発表は、この日の「モーニングショー」のエンディングで行われた。

羽鳥慎一アナ:ここで皆さまにお知らせがございます。玉川さんが今日で定年退職です。今まで楽しかったです。本当にご苦労さまでした……。ということで、明日からは“元社員”という立場で引き続き番組にもご参加いただきたいと思います。

――同じくコメンテーターの石原良純が「どういう肩書になるの?」と聞くと、

玉川:元社員でしょうね。僕もね、もっと寂しいものだと思っていたんですよ。だって、ドラマとかで花束もらって、会社去って……。寂しいじゃないですか? でも、寂しさがないんです。これは本当に羽鳥さんとかの出演者の皆さん、それからスタッフ、会社の偉い人、何より視聴者の皆さんに支えていただいているから。また明日からよろしくお願いします。

――エンディングで玉川氏は、カメラに向かって深々と頭を下げた。

 玉川氏といえば、テレ朝の社員でありながらコメンテーターを務める異例の存在として知られている。歯に衣着せぬ発言から多くの批判を浴びたこともあった。なかでも昨年9月、安倍晋三元首相の国葬に電通が関わっていると事実誤認の発言が問題視された。結局、出勤停止10日間の懲戒処分を受け、番組出演を自粛せざるを得ない時期もあったが、今年4月から復帰していた。

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