「走る哲学者」為末大が半生をかけて考え抜いた「いかに学ぶべきか」の最終回答

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「走る哲学者」が辿り着いた人生を極めるバイブル

「どう思われるかではなくて、どう思うかを大事にする」

「答えは人の数だけある」

「自分も相手もバカにしない」

「あえて少数派になってみる」

「いつもより、ちょっとだけチャレンジしてみる」

 現役時代、勤務していた大企業を辞めて、プロの陸上選手に。専属のコーチは付けず世界を一人で歩いて回った。そして、スプリント種目の世界大会(世界陸上)で日本人初のメダル獲得(計2回)、オリンピックに3度出場、男子400mハードルの日本記録保持者(いまだ破られず)――素晴らしい成績を残しながら、あくなき探求心から「走る哲学者」の異名を持つのが陸上競技界のレジェンド・為末大(45)である。...

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