広末涼子の不倫相手と報じられた成河 共演女優に大人気 演劇界から「まさか!」の声が上がる理由

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 成河(ソンハ)という俳優の名前を初めて聞いたという人も多かっただろう。日刊ゲンダイDIGITALは6月23日、「成河は『広末涼子とW不倫』の過去で主演降板あるか? “演劇モンスター”の醜聞に舞台関係者は戦々恐々」との記事を配信した。

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 担当記者は「広末涼子さん(42)のW不倫報道で成河さん(42)の名前が報じられたのは、彼女の夫のキャンドル・ジュンさん(49)が記者会見で“爆弾発言”をしたからです」と言う。

「ジュンさんは、広末さんが過去にも不倫をしていたと明かしましたが、示談になったことを理由に相手の男性の名前は口にしませんでした。ところが会見後、週刊文春が佐藤健さん(34)と成河さんの名前を報じたのです」

 成河の知名度が低いのは、主戦場が舞台だからだ。とはいえ、演劇関係者やファンの間では、彼の舞台俳優としての実力はよく知られている。

「今年4月にはパルコ劇場で上映された舞台『ラビット・ホール』で宮澤エマさん(34)の夫役を務め、劇評で絶賛されました。6月下旬からは世田谷パブリックシアターで上演中の音楽劇『ある馬の物語』の主演を務め、これも高く評価されました。発言が注目されることも多く、2022年には『公共劇場における芸術監督の役割を考える』というシンポジウムで進行役を担当。『日本で文化芸術、舞台芸術を考える時に、まず真っ先に物を考えないといけないのは、俳優のはずだ』という指摘が読売新聞に掲載されました」

「全く違う表情を見せる実力派俳優」

 成河は1981年、在日韓国人三世として東京で生まれた。法政大学国際文化学部を卒業すると、たちまち舞台俳優として頭角を現し、2008年度には文化庁芸術祭の演劇部門新人賞、10年度には読売演劇大賞の優秀男優賞を受賞。新人の頃から高く評価されていた。

 俳優として新進気鋭から中堅実力派にステップアップしつつあった2012年、読売新聞の夕刊に「[All ABOUT]成河 妖精から預言者まで」と題されたインタビュー記事が掲載された。その書き出しから、演劇界でどれほど注目されていたか分かる。

《どんな隅っこの席に座ったとしても彼の目の力に気付かされるだろう。時にはジャンキー、時には妖精を演じ、作品によって全く違う表情を見せる実力派俳優》

《高い身体能力を駆使し、静と動を表現する若手実力派としてロバート・A・アッカーマン、野田秀樹など名だたる演出家に重用される存在だ》

 記事によると、成河は中学時代、バンド活動にのめり込んでいたが、高校の文化祭で上演した芝居に役者として出演すると、舞台の虜になったという。

 大学生の時には劇団の旗揚げにも参加し、卒業後は「★☆北区つかこうへい劇団」に入団。才能ある役者を周囲が放っておくはずもなく、著名な演出家から徹底的にしごかれ、前述のような賞に結実した。

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