【米女子ゴルフ】デビュー戦で優勝の「ローズ・チャン」 ハプニングにも動じない大学中退20歳の新星

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 6月1~4日に開催されたLPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアーのミズホ・アメリカズ・オープンでプロデビューし、いきなり初優勝を果たしたローズ・チャン。米ゴルフ界は20歳の超大型新人の登場に歓喜した。【舩越園子/ゴルフジャーナリスト】

石川遼のデビュー戦を思い出す

 ゴルフ界の「王者」タイガー・ウッズ(47)は、PGAツアーのデビュー戦となった1996年のグレーター・ミルウォーキー・オープンの開幕前会見で、開口一番、「ハロー、ワールド!」と挨拶し、余裕の笑顔を見せた。

 それから13年後の2009年、日本の国民的スターとしてPGAツアーのノーザン・トラスト・オープンに招待された当時17歳の石川遼(31)は、夢にまで見た米ツアーのデビュー戦となる開幕前会見で、日米100名超のメディアの大軍を前に「ハロー、アメリカ!」と語りかけ、無邪気な笑顔を輝かせた。

 それからさらに14年が経過した今年、超大型新人として注目を浴びながらLPGAツアーのミズホ・アメリカズ・オープンでプロデビュー戦を迎えた20歳の米国人、ローズ・チャンは、いきなり堂々の勝利を挙げて世界を驚かせた。

 彼女のセンセーショナルなデビューと初優勝は、あたかも「これは私のほんの挨拶代わりよ」と言っているかのようで、途轍もない大型新人の出現となった。

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