「山口組」極粋会組員を「稲川会」元組員が射殺 接点は? 極粋会トップと島田紳助さんとの関係 「ポルシェ・セルシオ連続窃盗」事件とは?

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妻と落ち合うべく

 5月26日の午後7時半ごろ、東京・JR町田駅に直結するターミナルビル内のカフェで男性が拳銃で撃たれ死亡した事件で、警視庁は死亡した男性が暴力団幹部と発表。発砲した側も当然、暴力団関係者という構図なのだが、2人の接点や犯行の動機についてお伝えする。

 撃たれて死亡したのは6代目山口組の2次団体・極粋会の舎弟・鈴木英東(ひでとう)組員(51)。発砲したとして神奈川県警・伊勢原署に出頭し、銃刀法違反の疑いで逮捕されたのが、佐々木誠容疑者(58)。

「佐々木容疑者は各方面からカネを集めてFXなどに投資していたようで、鈴木組員も500万円ほどを渡していたとのこと。配当がない状況だったので元金の返済を求めるべく、話し合いを持とうとして落ち合ったのが事件現場のカフェでした」

 と、担当記者。

「佐々木容疑者はハナからカネを返すつもりはなかったようです。カフェで一応話が済み、鈴木組員は現場近くで戻りを待つ妻と落ち合うべく、背を向けて出口に向かいかけた瞬間に発砲されました。鈴木組員が逃げ惑う中、佐々木容疑者は発砲を重ねています」(同)

所属組織トップと島田紳助さん

 事件直後から、SNSでは当時の状況などがわかる凄惨な動画が拡散された(写真参照)。

「鈴木組員は3代目弘道会浜健組の伊藤直記組長と地元の同級生で、伊藤組長は当然ながらショックを受けているとのことでした。それはともかくとして、一方の佐々木容疑者はかつて稲川会の2次団体・一ノ瀬一家に所属し、ある件で処分され現在はカタギになっていると聞いています」

 と話すのは、元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現在は、暴力団組員の更生を支援するNPO法人「五仁會」を主宰)。

 少し話はそれるが、極粋会の山下昇会長は以前、極心連合会(解散)の若頭を務めていた。

「引退した島田紳助さんとの密接交際が報じられた極心連合会の橋本弘文会長とは折り合いがよくなかったようですが、山下会長自身も紳助さんとかなり深い付き合いをしていたと言われています。現在は6代目山口組の高山清司若頭の秘書役を担っており、かなりの信頼を寄せられているとのこと。次の若頭補佐人事がある際には最初に推挙されるのではと私は見ています」(同)

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