広島G7サミット「逃げるんですか」で話題の元朝日記者 法相会見では「東京新聞・望月衣塑子記者」と“タッグマッチ”

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バトンタッチを受けた望月氏は…

 その後、質疑はちぐはぐした展開に。

――裁判のことを聞いているのではなくて、法案の中に第三者のチェックが入っていないというのをお聞きしたんですけれども。

斎藤法相:何についての第三者のチェックですか。

――入管の裁量について、第三者がその収容状況をチェックするとか、そういったものです。

斎藤法相:それは視察委員会とかがあるわけですよね。

――それは前からあるものですよね。

斎藤法相:前からです。

 一通り尾形氏の質問に大臣が答えて会見が打ち切られそうになったとき、すごい剣幕で挙手し続けたのが望月氏であった。大臣は「手短になら」と質問を受けた。

 望月氏はまず「他省庁の会見より極めて短いです。官房長官会見をマネているようにも思いますので、短く聞きますのでお願いします!」と文句を言ってから、

「デニズさんの関連なんですけれども、制圧行為そのもの全体は違法とはしていませんが、20秒の痛点を押した行為、また、押さえるときに左肘や背中を押さえたり、手に手錠をかけて腕を持ち上げるなどの、この一連の行為は、全て違法と認定されています。デニズさんは20回暴行を受けたと言っています。一番の問題は……」

 と、いつもながらの長たらしい質問を繰り広げたのであった。

 Arc Timesの説明欄には《記者会見で忖度も躊躇もなく質問し、ニュースの本質を読み解いてお伝えします》とあるが、“看板記者”の二人が会見に駆けつけ連携プレーでやり込むという手法はやり過ぎではないだろうか。

 望月氏は東京新聞記者として参加したと言うのかもしれない。ならばそろそろ、自分が新聞記者なのかフリーのジャーナリストなのか立場をはっきりさせてほしいものである。

デイリー新潮編集部

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