広島G7サミット「逃げるんですか」で話題の元朝日記者 法相会見では「東京新聞・望月衣塑子記者」と“タッグマッチ”

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長過ぎて要領を得ない尾形氏の質問

 ここから尾形氏は、ボルテージを一気に上げた。

――その思いというのは、(入管法)改正法案にちゃんと反映されているのか。この前からおっしゃっている、例えば常勤医師の設置基準を緩和するとか、あとは全件収容主義をやめるとか、3カ月ごとにチェックするとか、あとは健康に配慮した仮放免等、その点はもういいので、でも一番言われているのは第三者のチェックがないことではないかと。ビデオの中でも、下の人たちが「私は権限がないからボスに言うけれどもできない」ということがあって、そこにあるのは第三者のチェックがなくて、それによって裁量権が大きすぎて、それは国連の人権委からもずっと指摘されていることであって、その最大の問題に応えていないと思うんですけれども、これは国際的な批判もあるところですけれども、その点いかがでしょうか。それ以外のところは分かっているので。

 質問の長さ、とっ散らかった内容、質問に被せて自分の意見を述べいる?……。“誰かに似ている”と思った人も多いのではないか。

 斎藤法相はこの質問に「私は医者でもなければ、収容所の実態に精通しているわけでもありません」と断った上で、「ですから、やはり専門家、第三者の人たちにしっかり検証していただいて、どこにどういう問題があったかということを抽出していただくということをせざるを得ないという立場にあります。調査委員でしっかり調査をしていただいて、改善点を含めて提案をされたと。それについて、私は今、一つ一つ実行に移しているということです」と述べた。

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