「自民党ブランドが落ちている」 サミット後の解散の可能性は? 補選では「不倫路チュー男」以外が当選

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“グローバルサウス?”

 その岸田総理の胸中について、青山氏は、

「千葉5区や大分、山口2区が接戦だったことから、現段階で“解散するような雰囲気じゃない”という声が自民党内で出ています。一方で解散時期を総裁選に近づけた方がいいという意見に対し、岸田総理は以前、周囲に“選挙は勝てばいいんだろ”とけん制するように語っている。早期解散と秋以降の解散をひとまず両にらみで戦略を練るのではないでしょうか」

 岸田総理はGWにアフリカ諸国、いわゆる「グローバルサウス」(南半球の途上国)を歴訪した。

「その岸田総理に不安がありまして……」

 とは官邸関係者。

「以前、ある政界関係者が“G7もいいけど、グローバルサウスにも目を向けねば”と総理にアドバイスしたんです。ところが、総理は“え? グロバールサウス?”と聞き返すほど、イマイチ重要性を理解できないでいた。にもかかわらず、後日、自民党の役員会で“グローバルサウスの声に耳を傾け、関与を強化していくことが重要だ”とドヤ顔で言うようになって……。にわか勉強でなければいいのですが」

 解散戦略を練るのもいいけれど、まずはこの国の舵取りをしっかりとお願い致したく――。

週刊新潮 2023年5月4・11日号掲載

ワイド特集「スティ・ゴールド」より

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