【衝突の瞬間写真】 ウクライナ軍の装甲車が街中の電柱に激突して…… 原因は訓練不足か

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兵士の訓練不足、兵器の老朽化

 開戦時、ウクライナ軍の規模は約20万人。昨年11月、死傷者数について米軍トップは「おそらく10万人以上」と語った。この1年の戦況を振り返ると、入れ替わった新米兵士に十分な訓練ができていなくても不思議ではない。また、ウクライナ軍の兵器は、旧ソ連時代のものが多く、電柱に衝突した軍用車も相当に使い古された感があった。つまり、事故原因として想定されるのは兵士の訓練不足による操作ミス、もしくは兵器の老朽化ということになる。

 英国の情報機関は、ウクライナ軍がバフムートから撤退を余儀なくされているとの見方を示した。欧米の最新兵器を待って反転攻勢を仕掛けられるか。ウクライナ軍は正念場の春を迎えた。

撮影・文/尾崎孝史

週刊新潮 2023年4月27日号掲載

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