「武器メーカー」イコール「死の商人」なんて昔の話 日本が最も“アツい”兵器マーケットに

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来場者の約半数が軍服姿

 3月15~17日に千葉・幕張メッセで国際武器展覧会『DSEI JAPAN 2023』が開かれた。会場には各国のVIPが続々と押し寄せ大盛況となったが、その背景とは? 現地をレポートした。

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 会場の幕張メッセに着いてまず目に入ってきたのは、軍服姿の来場客たちだった――。

「武器展」と聞くと、少し物騒な響きがして身構えてしまうが、雰囲気自体は普段から幕張メッセで開催されている食品や玩具などの商品展示会と大きな違いはない。ビジネスマン同士が名刺を交換し、熱心に自社製品をプレゼンするおなじみの様子だ。

 ただ、大きく異なる点が、スーツ姿とほぼ同じ比率で軍服姿の来場者が会場を歩き回っていたこと。これは普段はなかなかお目にかかれない光景である。

陸自隊員に一番人気だった新型無反動砲

「へえ~、軽い! いいなあ新型は」

 少年のような歓声を上げていたのは、スウェーデン製の無反動砲を“試し構え”する陸上自衛官だ。

 陸自も保有している「カールグスタフ84ミリ無反動砲」という携帯型の対戦車兵器なのだが、最新版の重量は旧式のなんと半分以下!

 肩に担いで野山を駆け回る隊員にとって、感動的な新商品というわけだ。

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