「ガーシー前議員」に逮捕状請求 警視庁が“関東連合”元メンバーにも使った“奥の手”

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72年ぶりの“除名”翌日に…

 芸能界のみならず永田町まで巻き込んで暴れまくった稀代のトリックスター、ガーシー前参院議員に対し、警視庁がついに動いた。

 ガーシーこと東谷義和氏を巡っては、3月14日の参院懲罰委が「除名」処分を全会一致で可決。翌15日の参院本会議で正式に除名となり、議員資格を失った。国会議員の除名は72年ぶりとなる。それから間を空けることなく、警視庁は暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑でガーシー氏の逮捕状を請求したのである。社会部記者によれば、

「現職の国会議員には不逮捕特権がありましたが、いまやガーシー氏は“一般人”なので逮捕のハードルは一気に下がった。とはいえ、正式に“除名”となった翌日に逮捕状を請求したわけで、警視庁が証拠固めをはじめ、かなり以前から周到に準備を進めていたのは間違いありません。今後、逮捕状が発付されたら、警視庁はICPOを通じて国際手配しつつ、外務省に旅券返納命令の申請を行う方針です」

<国会にいてふんぞり返ってる奴ら>

 ガーシー氏は参院懲罰委で処分が決まった14日、自身のインスタグラムに次のような書き込みを行っていた。

<オレが辞めたないから言うてるんやなく、そのあと!そのあとの日本が独裁国家に向かう危険性があるとゆうことを何回もゆうてんねん>

<国会にいてふんぞり返ってる奴らの残りの人生は、ゆうてもわずかや!でもな!日本に子供やこれから大人になっていくやつら、若者には、これからまだまだ人生は続いていくねん。そんな子らが大人になったとき、日本は民主主義でおれるのか?このままいたらそれすら保証できんわ>

<日本にも帰国できてないチキン野郎やけど、それくらいのことは伝えさせてくれや!>

 事実、“日本にも帰国できてない”ガーシー氏に、警察は今後、どのようにして迫っていくのか――。

 元神奈川県警刑事で国際捜査課での捜査経験もある、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏によれば、最大のポイントは“旅券返納命令”だという。

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