神戸山口組の副組長宅への車両特攻に絡み、6代目山口組傘下・稲葉地一家の若頭が逮捕

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被害届を出していない

 稲葉地一家は野内組、高山組と共に6代目山口組・3代目弘道会傘下の団体として、実力を認められている組織だ。

「かねてヤクザの界隈では名門とされてきましたが、これまで以上に現在は人・モノ・カネがしっかりと集まっていますね。今回逮捕された2人の年齢はそれぞれ39歳と34歳。そういった若い最高幹部がいるということも訴求力の高さにつながっていると、業界内では評価されています」(同)

 一方で、被害者である入江元副組長からは厭戦ムードを感じるという。

「実は入江元副組長は本件について被害届を出していません。メンツなのか元々所属していた6代目側への配慮なのか、どういう気持ちからなのか判然としませんが、どこかで争いの無意味さを痛感しているのかもしれません。となると、ヤクザを引退してカタギになることも見据えていることはあるでしょう」(同)

 6代目山口組と神戸山口組との抗争の流れの中で、様々な波紋が生まれているということになるだろうか。

デイリー新潮編集部

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