「LGBT見るのも嫌」で更迭された荒井秘書官 SNS上は毎日新聞“禁断のオフレコ破り”に賛否

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鈍感な荒井氏

 ただし、荒井氏と記者団のやり取りをチェックしてみると、荒井氏が相当に鈍感だったことも浮き彫りになる。

「共同通信が4日に報じた『荒井秘書官のやりとり要旨』によると、荒井氏のオフレコ発言に対して《(同性婚に関する)世論調査で若手の賛成が増えている》とか、《(同性婚導入で)悪影響は思いつかない》などと食い下がった記者がいたことが分かっています。荒井氏は岸田首相を守ろうとした上での発言だったのかもしれません。しかもオフレコが前提だったので、つい本音が出たのでしょう。ですが結果としては大失敗でした」(同・記者)

 あえてルールを破ることが正義なのか、やはりルールを守ることが正義なのか、世論は真っ二つに分かれている。非常に難しい問題だと言えるだろう。

註1:荒井秘書官のやりとり要旨(共同通信:2月4日)

註2:更迭の首相秘書官 異色の経産官僚、将来の次官候補(産経新聞電子版:2月4日)

デイリー新潮編集部

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