客のモラルの問題だけではない「回転寿司の迷惑行為」 今後、安心安全を求めて向かうのは「グルメ系」

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売上に影響は?

 今回の事件を受けくら寿司は、商品の品質管理のためAIカメラシステムを不適切行為防止のために応用することを決めた。スシローやはま寿司は、迷惑行為者からの謝罪を断り、被害届を提出する意向だ。

「迷惑行為に対して法的責任を問い、厳しい姿勢で対処することは、抑止力になると思います。それに加えて新たな対策を打ち出さなければ、一度減ってしまった客は戻ってこないでしょう。店員を増やすというのは、人件費の面から考えると現実的ではない。くら寿司が先駆けたようにAIカメラによって監視するというのも、抑止力として有効だと思います」

 今後の対応についてスシローに問うと、「本件に関しては重大な事案であると重く受け止めており、厳正に対応をしていきたいと考えております。ただ現時点では具体的な対応策としてお伝えできるものはない状態で、今後検討してまいりたいと思います」(株式会社FOOD & LIFE COMPANIES)との回答があった。

 はま寿司を運営するゼンショーホールディングスは「カメラ設置を含め、今後検討します」とのことだった。

デイリー新潮編集部

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