6年半ぶりに水着姿 杉原杏璃が初めて明かすグラビアアイドル引退の真相

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 2010年代、圧倒的なプロポーションを武器にトップグラビアアイドルとして活躍した杉原杏璃が40歳の節目となる今年1月27日、約6年半ぶりに写真集『それから、』(ワニブックス)を発売する。グラビアを卒業した真相から、写真集撮影の苦労、再婚への意欲について語った。(全2回の1回目)【徳重龍徳/グラビア評論家】

 杉原はグラドル時代から投資を始め、株に関する本もこれまで4冊出版している。2018年にグラビアの仕事から離れた後は、投資に関する仕事を中心に活動してきた。

 今回、写真集の発売をきっかけにグラビアに復帰したが、あくまで41歳となる今年6月までと期限を設けているが、事務所側は当初、杉原が写真集を出すことに反対していたという。

「写真集のオファーをいただいたとき、事務所はもう堅い仕事をしているからやらなくていいよという感じだったんです。でも、これまでやってきたグラビアだし、ニーズがあるのだったらやりたいと私が説得しました。最後は『私が脱ぐって言ってるの』と話して、『じゃあ、そこまで言うんだったら脱いでください』となりました(笑)」

 グラビア活動は2017年1月のDVDのリリース以来となる。2018年に音楽出版会社の代表と結婚を発表したこともグラビアから離れた理由の一つだが、結婚だけでなく、身体的な変化も大きかったという。

「実は飛行機に乗れなくなって辞めたというのが本当は正しいんです。33歳ぐらいから突然、高所恐怖症になってしまって。当時はタワーマンションに住んでいたんですが、ある日突然ダメになってしまい引っ越しました。それでもグラビアは薬を飲みながらなんとかやっていたんですが、飛行機に乗ると気絶しちゃうようになってしまって…。いまだに飛行機はNGで、新幹線で行けるところしか行けない。実はデビュー時から水辺がダメで、特に海はダメ。海もNG、飛行機もNGなら、もうグラビアは駄目じゃんみたいな(苦笑)。グラビアと並行して補正下着のビジネスもしていたので、そちらや投資の仕事にシフトしていきました」

 結婚生活も1年半ほどで終わった。離婚については「私自身が人に合わせるのが難しい人間なんだとわかった」「まぁ男女には色々とありますよね」と明かす。

 今回のグラビア復帰については、現在一人であることも大きく「もし結婚をいまだにしていたら復帰はしなかったと思いますし、今後も結婚したらやらないと思いますよ」と話す。

久しぶりの「腰を入れる」ポーズ

 杉原はもともとサービス精神が旺盛で、DVDの発売イベントがあればファンを喜ばせるためにほかのグラドルがやらない過激な衣装も着ていた。今回の写真集でもそのサービス精神は変わらない。

「中途半端にならず、やるならとことんやりたくて、不倫なのか、逢引なのかというストーリー仕立てにしました。40歳だし、ちょっと大人な感じのホテルで密会と、読み手が想像できるようになっています。日常の中で本当に女性が下着になったり、ベッドシーンがあったり、ちょっと生々しい感じがメインで、以前は積極的に見せていなかったお尻を、今回は胸と同じぐらいの頻度で出しています」

 写真集を撮影するにあたり、以前のような体型に戻すのには苦労もあったという。

「準備期間は約2か月で、5キロぐらい絞りました。年齢とともに代謝が悪くなっているので、運動よりも食事で体型のコントロールをしました。とにかく野菜しか食べない。あとは夏だろうがずっと鍋でした。振り返るとグラビアが最大の筋トレだったんだなと思いました。撮影では腰を入れたポーズを7~8時間するし、グラビアがグラビア向きの体をずっと作ってくれていた。それがなくなるだけでボディーにメリハリがなくなるんだとすごく感じました」

 実際の撮影でも、グラビアの勘が戻るまで少し時間がかかったという。

「カメラマンはいつも撮ってもらっている西條彰仁さんだったんですが、1着目の衣装は全然ダメで2着目から『ようやく杏璃になったね』って言ってもらいました。投資の仕事での撮影では腰を入れちゃいけなかったんですが、グラビアでは肩を入れたり、腰を入れたり、前屈みにもなる。自分の中で徐々に感覚を思い出していきました」

 写真集の出来栄えについては自身では合格点をつける。

「今回は最大限に頑張りました。欲を言えば、気になる部分もありますけど、40代ならではの熟された感じが出ていると思うし、年とともにそういう部分も愛してくださいね、と思っています」

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