立民から自民党へ“電撃移籍”の今井瑠々氏 本人は絶対触れられたくない「カネの問題」

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政活費600万円

 ちなみに山下氏は昨年12月、名古屋地裁が下した懲役2年、執行猶予4年の判決が確定した。

「法的には全ての手続きが終わりましたが、それで一件落着にはなりませんでした。今井さんは山下さんに対する不信感を最後まで払拭できなかったようです。それに立民の支持低迷を肌で感じたことが加わり、自民への鞍替えを決めたのでしょう」(同・関係者)

 だが立民の関係者からしてみれば、「はいそうですか」と納得できる話ではない。

 立民の看板を背負ったまま極秘裏に自民と接触、“裏交渉”を重ねてきたのは間違いない。明白な背信行為であることは言うまでもなく、同党の関係者が憤りを露わにする。

「今井さんは落選後、党から岐阜5区の総支部長に任命されました。これは『次の衆院選でも今井さんを公認します』というお墨付きです。そして、月に約50万円の政務活動費が支給されてきました」

 21年11月から数えると、少なくとも600万円という金額になる。

「おまけに今に至るまで、『離党をお許しください』、『私の決断を理解してくださると嬉しいです』といった謝罪や挨拶は全くありません。何も言わず、後ろ足で砂をかけるように辞めていきました。人間として最低限の礼儀もわきまえていないと言われても仕方ないでしょう」(同・関係者)

 なぜ自民党を選んだのか、今井氏はTwitterで以下のような投稿を行った。

《自民系の議員として地域密着で活動することで、いち早く子育て支援や地域活性化に関する予算・政策を実現させたいという想うようになりました》(原文ママ)

 彼女は1月の13日に記者会見を予定しているという。

註:2021衆院選:5区立候補者の横顔(毎日新聞岐阜県版:21年10月26日)

デイリー新潮編集部

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