立民から自民党へ“電撃移籍”の今井瑠々氏 本人は絶対触れられたくない「カネの問題」

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詐欺事件の影響

 今井氏が先の衆院選で約6万票を獲得したことは高く評価されているようだ。

「朝日新聞の岐阜県版は1月8日、『今井氏の転身「痛い」 立憲に暗雲、自民は追い風 統一地方選』との記事を掲載しました。記事では“金の卵”とも言える女性候補を奪われて立民は意気消沈、自民は士気旺盛という様子を伝えました。多治見市選挙区については《自民独占の可能性も芽生える》と指摘しています」(同・記者)

 立民の面子は丸潰れになった。冒頭で紹介した共同通信の記事では、代表の泉健太氏(48)が《反党行為》と指摘した上で、《当然処分は行われる》と明言した。

「今井氏の行動に、有権者は賛否両論という反応です。ただ、特にネット上では、意外なほど立民を批判する意見が目立ちました。『立民に魅力がないので今井氏が逃げた』と受け止めた層が少なくなかったようです。一部の識者も『立民は候補者を支援するシステムが弱いのではないか』と指摘しました」(同・記者)

 地元の関係者も「今井さんの決断を全面的に支持することはできませんが、気持ちが分からないというわけではありません」と言う。

「衆院選に出馬した今井さんをサポートしたのは、立憲民主党の元参議院議員・山下八洲夫さん(80)でした。ところが山下さんは22年5月、現役の国会議員になりすまして新幹線の特急券とグリーン券を騙し取ったとして逮捕されたのです。これが次の衆院選を目指して頑張っていた今井陣営にとって、かなりの逆風になりました」

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