6代目山口組の高山若頭が、謝罪した神戸山口組の寺岡前若頭に伝えたこととは?

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最高幹部2人が脱退

 寺岡前若頭が6代目山口組を脱退して神戸山口組の立ち上げに賛同、若頭に就任してから7年余の月日が流れていた。

「寺岡前若頭はナンバー2として神戸山口組の井上邦雄組長を支えてきたのですが、今年に入ってから、もはや6代目側に抗すべき手段がないと憂い、組織の解散論を推進してきました。一旦はその話に井上組長も乗る姿勢を見せたとも伝えられたものの、結局その説得工作は不首尾に終わり、寺岡前若頭は組織を脱退することを決断します」(同)

 それが今年8月のことだった。

「井上組長の判断のみならず、神戸山口組内の路線対立もあったと思います。2代目宅見組を率いる神戸山口組の入江禎副組長は、神戸を脱退していた池田組と改めて関係を結ぶべくコトを進めていました。寺岡前若頭が抜けたことでその話は成就したものの、井上組長と関係が悪化した入江副組長もまた神戸を脱退することになりました」(同)

 神戸山口組にとっては、最高幹部2人が組織から抜け、うち1人が6代目山口組に詫びを入れるという異常事態を迎えたことになる。

デイリー新潮編集部

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