「寺岡前若頭」謝罪情報もあった神戸山口組 抗争の現状と6代目山口組内の「しきたり」

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唯一の例外は?

「2代目弘道会が高山清司組長となり、高山一夫から花田昇に改名したとハガキで伝えてきたことがありました。彼に”兄弟、なんで名前を変えたんや?”と聞いたところ、”高山という名前を変えろというお達しが出ている。弘道会の組員はみなそうなっている”とのことでした」(同)

 他方、井上組長の出身母体である山健組に関しては、むしろ同じ文字を共有することを推奨しているフシがあるという。

「邦雄から1字取って邦がつく組織がいくつかあります。絆會もそれを受け継いでおり、絆連合などといった組がありますね」(同)

 ちなみに6代目に関しても例外があり、2次団体の淡海一家の高山誠賢総長は改称することなく今もそのままだ。

「それ以外の高山姓は立場にかかわらず改称することになっているそうです。そうしないと末端の組員は当然、“おい髙山!”などと呼び捨てにされるわけです。親分を呼び捨てにするような感じがあるので、改称を強いるということでしょうか。当人としては、親から受け継いだ苗字を変えることに抵抗がないことはないでしょうがね」(同)

 野球で言うところ永久欠番と見るならば、一般の人にも多少は理解もしやすいのかもしれないが。

デイリー新潮編集部

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