豊作の秋ドラマ総括 絶賛された女優、酷評された女優は?一人勝ちのジャニーズ俳優

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注目された女優

「日曜劇場『アトムの童』(TBS・日曜21時)の山崎賢人、月9『PICU 小児集中治療室』(フジ・月曜21時)の吉沢亮もパッとしません。『トラベルナース』の中井貴一がベテランの演技で楽しませ、『エルピス』の鈴木亮平もいい味を出していますが、彼らも主演ではない。となると、視聴率でトップの『トラベルナース』の岡田将生が最優秀男優賞でしょうか」

 女優はどうだろうか。

「夏ドラマの女優陣は、『競争の番人』(フジ)の杏や、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS)の有村架純、『魔法のリノベ』(フジ・関西テレビ制作)の波瑠、『オールドルーキー』(TBS)の芳根京子など、かなり豪華でした。それに比べると、今期は『エルピス』の長澤まさみを除けば、女優陣はやや小粒感があります。その中で人気を確立したのが、『silent』の川口春奈でしょう。彼女の大きな目、キリッとした丸顔も、スマホで観るのに適した美しい顔なのだと思います」

 他に注目の女優は?

「『ファーストペンギン!』(日テレ・水曜22)の奈緒は、GP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラ初主演ながら健闘しています。彼女も川口と同じ丸顔小顔で、ドラマでもアップが多い。威勢よく啖呵を切ったかと思えば、悲しみに打ちひしがれる声の良さに惚れ惚れします。一方、朝ドラ『おかえりモネ』(NHK・2021年度上期)では表情に変化がないといわれた清原果耶ですが、『霊媒探偵・城塚翡翠』(日テレ・日曜22時30分)では評価を上げています。視聴率的には恵まれていないものの、第4話では川口を上回る長セリフを披露し、業界でも驚きの声が上がりました。ドラマは全5話でいったん終了し、11月20日から『invert 城塚翡翠 倒叙集』と名を変えた続編がスタートしました。1クールに2ドラマという新たな試みも注目されています」

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