【日本代表】次に戦う「コスタリカ」の現状 脅威は身長196センチのケンダル・ワストン

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 ドイツ戦での劇的勝利から1時間後、日本と同じグループEのコスタリカが優勝候補のスペインに0-7と大敗した。ただ、試合内容からは順当な結果とも言えた。

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 コスタリカは北中米・カリブ海予選の4位で、大陸間プレーオフでニュージーランドを1-0で下して3大会連続6度目の出場を果たした。

 しかし、かつてレアル・マドリーでも活躍した35歳の守護神ケイラー・ナバス(パリSG)をはじめ主力の高齢化が進んでいる。

 大会参加32チーム中、総合力はどう見積もっても下から数えた方が早い。となれば日本戦はともかくとして、スペインやドイツ相手では守備を固めてカウンターを狙うしかないだろう。

 チームを率いるコロンビア人監督のルイス・フェルナンド・スアレスは06年ドイツ大会でエクアドルを率いてベスト16入りを果たし、14年ブラジル大会ではホンジュラスを本大会に導いた。

 ところが初戦のスペイン戦で、指揮官はコスタリカの実力を過大評価したと言わざるを得ない。

 オーソドックスな4-4-2システムから、最終ラインを高く保ち、中盤4枚との2列のブロックでスペインの攻撃を封じようとした。

 ところが、である。スペインが得意とする“人もボールも動く”ポゼッションスタイル、さりげなく選手間にポジションを取り、1タッチ2タッチでショートパスをつなぎながら、気がついたら守備が剥がされているというスペインの術中にまんまとハマった。

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