今年のNHK紅白は紅組だけが充実…不要論もある白組のトリは誰が務めるのか

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重鎮がいない

 白組の全21組中、5組が初出場だ。

「Saucy Dog(サウシードッグ)やJO1(ジェイオーワン)、Vaundy(バウンディ)、BE:FIRST(ビーファースト)といった横文字グループが並んでいます。もちろん若い人たちからは歓迎されているのでしょうが、紅白の主な視聴者である高齢者層にはまったく分からないでしょうね」

 もちろん、初出場が多いことは悪くない。

「そのほか、白組は最多出場が35回の郷ひろみ(67)、その次が15回の福山雅治(53)、13回のゆずと続きます。対して紅組を見ると、45回の石川さゆり(64)を筆頭に、34回の坂本冬美(55)、27回の天童よしみ(68)の演歌勢がいます。白組には純烈、山内惠介(39)、三山ひろし(42)がいますが、三山はけん玉やってるばかりですからね。白組には重鎮も中堅どころもいません」

 なぜ、こんなことになったのか。

「北島三郎(86)が2013年の紅白で50回出場となり勇退を宣言して以来、森進一(74)、細川たかし(72)、五木ひろし(74)と、紅白のトリを務めた大物たちが次々と出場を辞退するようになりました。その後は、Mr.Childrenやサザンオールスターズ、長渕剛(66)などで凌いできましたが、もう後に続く人がいないということですよ。今回をもって歌手活動を休止する氷川きよし(45)は特別枠なので、白組紅組は無関係です。いまや白組にはトリに相応しい人がいません」

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