亡くなった村田兆治さん、6月に見せていた“異変” 近年は「うつっぽかった」の証言

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「残念だね。もったいないな」

 今月11日、プロ野球ロッテオリオンズで投手として活躍した村田兆治さん(72)が自宅の火事で亡くなった。村田さんをよく知る球界関係者や近隣住民に話を聞くと、孤独な晩年、そして空港でのトラブルが尾を引いた可能性が浮かび上がってきた――。

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 以前ほどはメディアで見なくなった村田兆治という名が、久々に大きく報じられたのは、9月23日だった。羽田空港で女性保安検査員への暴行容疑で逮捕されたのは、周知の通りだが、それから1カ月半。野球ファンならずとも、さらに何倍もの衝撃に見舞われた。

「面喰らいましたよ。信じられないと言うほかありません。まだ72歳。いまの時代ならまだ10年、15年は大丈夫なはずじゃない。残念だね。もったいないな」

 と、衝撃を隠せないのは、ロッテオリオンズでチームメートだったこともある張本勲氏(82)である。

火災現場には不可解な点が

 異変が起きたのは、今月11日の午前3時過ぎ。世田谷区成城にある村田邸の近所に住む女性(72)が言う。

「消防車の音で目が覚めて、窓を開けたら、村田さんの家の2階がバーッと燃えていて。ガラスが割れるバリバリバリッていう音が聞こえて、しばらく経って村田さんが担架に乗せられて出てきました。その後、お腹を出して心臓マッサージをしていましたが」

 同様に、なにかが割れるような音を聞いて外に出た男性(67)は、

「警察の方から、村田さんのお顔を確認するように頼まれましたが、全然きれいな顔で、ただ寝ているだけのように見えました」

 と話す。だが、火災現場には不可解な点も、多々確認されている。

「火元がない2階で出火し、村田さんは隣室で床に座った状態で発見され、警察は端から不審がっていました。一酸化炭素中毒死でしたが、出火時、眠っていれば遺体はベッドで見つかるし、逃げれば床に倒れているものです。さらに、火元のリビングから少量の油も検出されています」(警察関係者)

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