おじいちゃんがセブンで“ギャル雑誌”を購入!? 鈴木奈々「Popteenモデル時代」の思い出

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愛読誌の発売日前夜はコンビニ待機

渡辺:先輩の影響でセブンが好きだったんですか?

鈴木:それもありますが、実家の最寄りのコンビニがセブンということもあり、よく利用していました。とくにカルビの焼肉弁当が大好きで、中高時代はよく買ってました。

渡辺:ほかに何か買っていた記憶はありますか?

鈴木:あとは何と言っても“ギャル雑誌”ですね。毎月、発売日が楽しみで楽しみで…。日付が変わった瞬間にすぐ買いたいから、夜10時くらいからコンビニで待機してました。

渡辺:私がローソンで店長をしていた頃も、雑誌目当てのお客さんが多かったですね。店員側としてはほかにもやることがあるんだけど、彼らの「早く開封しろよ」のプレッシャーが凄いから、棚に並べられないまでも、とりあえず開封だけしていました。

鈴木:申し訳ないです(笑)。

渡辺:でも、のちにそのギャル雑誌のモデル(『Popteen』(角川春樹事務所))として、誌面に登場する側になったわけですよね。

鈴木:ギャル雑誌に出ることが夢だったので、いけないことだと知りつつも授業中に読んでいました。1時間目は『Popteen』、2時間目は『egg』(大洋図書)、3時間目は『Ranzuki』(ぶんか社)…みたいな(笑)。そのせいで、テストは全教科0点でした。

渡辺:全教科0点!?

鈴木:本当に勉強が苦手で…。当時の先生が優しくて「せめてノートは取りなさい」って。「点数が悪くても、頑張ってノートを取っていれば進級させてやるから」と言ってくれたのですが、ギャル雑誌への欲求を抑えられずにノートも取らず…結局、退学しちゃいました。その後、通信高校に入り直して卒業しましたけどね。

渡辺:でも「ギャル雑誌のモデルになる」という夢を叶えたのはすごいですよ。

鈴木:当時の私にとってはギャル雑誌が教科書だったので、メイクやファッションを必死で憶えました。『Popteen』モデルの益若つばさちゃんが大好きで、握手会に行ったらつばさちゃんから直々に「『Popteen』でモデルやらない?」とスカウトしてもらったのがきっかけです。

渡辺:それまで以上に雑誌を買うのが楽しみになったでしょう。表紙を飾ったこともありますよね?

鈴木:昔も今も、自分が表紙の雑誌をコンビニで見かけると、つい一番手前に移動させちゃいますね(笑)。あと、当時はおじいちゃんも買ってくれてたんですよ!

渡辺:おじいちゃんが『Popteen』を! おじいちゃんって、ギャル雑誌から最も遠い存在ですよ。それだけ孫の活躍が嬉しかったんでしょうね。

鈴木:そうなんです! いつも最寄りのセブンで購入していたようで、店員をザワつかせていたらしいです(笑)。今はもう亡くなってしまったのですが、本当に嬉しかったな…。

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