夫の部下に一目ぼれされた26歳美人主婦の不倫 “ほれられやすい女性”は果たして幸せなのか?

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結婚は契約だと忘れないで

 前提として、既婚者に恋をするという意味を考えてみましょう。

 結婚という契約をしている相手に横やりを入れることになりますね。当然、それはよろしくありません。日本ではあまり意識されないことですが、結婚は立派な「契約」なのです。

 ましてや今回の場合は、まったく知らない男性の妻ではなく、彼にとっては勤務先の経営者の妻です。社長の自宅へ伺って、そこで初めて会った社長の妻に一目ぼれする。一目ぼれしてしまうのはしかたのないことかもしれませんが、そこから彼女に積極的にアプローチするというのは、人として、男性として、社会人としてどうなんでしょう。

 あ。

 つい、私の考えを熱く語ってしまっていました。彼女は私の「パワー」に圧倒されてしまったようで、少し声が小さくなりましたが、話してくれます。

「でも、だって、クラプトンだって、ジョージから奪い取ったじゃありませんか。女性にとって奪われるほど愛されるって素敵なことじゃありませんか」

 彼女は、どこか受身なところがあります。26歳と若く、かつてファッションモデルをしていたほどの身長と美しさがありながら、相手のパワーに押されがちなところも見受けられます。

 彼女がずっとクラプトンとジョージの例を挙げて話すため、私もそこにチャンネルを合わせて説明していくことにしました。

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