少年A事件、文書廃棄に遺族の土師守さんが明かした胸中 「あきれるしかない」

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 神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件から四半世紀。少年Aも不惑と呼ばれる年になったが、被害者や遺族の苦悩は今もって薄れていない。ところが10月20日、神戸家裁が少年Aの事件の記録を全て廃棄したことが明らかになった。

 社会部のデスクが言う。

「廃棄された記録は少年審判の処分決定書や、神戸地検や兵庫県警による少年Aの供述調書、精神鑑定書などです。最高裁が作成した事件記録等保存規程によると、少年事件の記録の保存は少年が26歳に達するまでと定めている。...

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