「中野太郎」銃撃事件の再現か 池田組長「ヘアカット中に襲撃」事件の中身

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

報復はナシのワケ

「会津小鉄会の最高幹部は山口組の宅見勝若頭にこの件を謝罪し、宅見若頭もこれを受け入れたのですが、その交渉の席から中野会長は外され、怒髪天を衝く勢いでした」(同)

 この時の処理の仕方が中野会長の神経を逆撫でし、後の宅見若頭射殺事件に繋がっている。話を今回の事件に戻そう。

「池田組は金満組織として知られていますから、今回の件を受けて散髪屋に見舞金くらいは支払うのではないでしょうか。加えて今回の件での報復行為はないでしょう。それで刑務所に行くことになる組員の家族や今後の生活をサポートする金額が相当なものになりますから、“コスパ”を考えてのことです。ともあれ、池田組長も中野会長の事件を忘れていないとは思いますし、今回の襲撃を受け、外出が減ってガードが固くなることは間違いないでしょう。ちなみに中野会長は事件後、自宅に理髪師を呼んで散髪をしていましたね」(同)

 今回の一件を受けて、岡山県内は再び抗争事件の拠点となりそうな気配がある。襲撃に失敗したままでは終われないというメンツの問題もあり、6代目側は追及の手を緩めることはないと見られている。せめて一般人に被害が及ばなければいいのだが……。

 ***

「週刊新潮」および「デイリー新潮」では、この事件についての情報を募集しています。下記の「情報提供フォーム」まで情報をお寄せください。

情報提供フォーム: https://www.dailyshincho.jp/confidential/

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。