女子大生遺棄事件、容疑者とSNSで出会った知人が明かす“素顔” 「薬物を違法売買」「常にナイフを携帯」

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〈軍用の武器が使えるから〉

 自殺志願者を狙った大量殺人となれば誰もが思い浮かべるのが、2017年、神奈川県座間市のアパートで男女9人の切断遺体が発見された事件であろう。果たして小野容疑者は、白石隆浩死刑囚同様のシリアルキラーなのか――。

「小野のところは、父親、母親、1歳か2歳上の兄の4人家族だったはずです」

 そう話すのは、札幌市内の小、中学校時代の同級生。

「父親は元々海上保安庁職員か自衛隊員でしたが、辞めた後、運送会社で働いていました。小野はミリタリー物が好きで、モデルガンとかを持っていたのを覚えています。真面目で目立たない男でしたよ」

 小学校の卒業文集では〈将来の夢〉として〈海上保安庁〉や〈自衛隊〉を挙げ、その理由として〈ピストルや、機関砲などの、軍用の武器が使えるから〉と書いている。札幌市内の高校の同級生もこう言う。

「ミリタリーオタクで戦車の話とかが好きで、卒業後は自衛隊に入りました」

「常にナイフを持ち歩いていた」

 数年で自衛隊を辞めた後、小野容疑者は石狩市内の住宅リフォーム会社で働いていた。時期は20代後半の約2年。当時の同僚が覚えているのは、「ホラ吹き」としての顔である。

「自衛隊時代に“徒手格闘の教官だった”と言っていましたが、どうせホラだろうと思っていましたよ。本当に自衛隊で徒手格闘の教官をやるような人間なら、数年で自衛隊を辞めたりしないでしょう」

 しかも、小野容疑者の日々の暮らしは「徒手」ではなく、

「常にナイフを持ち歩いていましたね。ミリタリーオタクで、護身用とか言って折り畳みナイフを背広のポケットに入れていました」

 元同僚はそう話す。

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