【鎌倉殿の13人】善児の弟子「トウ」を演じる「山本千尋」は“令和が生んだアクション女優” すでに日本の三大特撮作品も制覇

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代表作を挙げるなら…

 山本の代表作を1つ挙げるならば、初主演作である特撮アクション時代劇「BLACCKFOX: Age of the Ninja」(19年10月からネット配信)を推したい。演 侍や忍者がいた時代に人里離れて暮らす忍者一族“狐”に生まれ育った石動律花を演じ、不思議な能力を持つ少女・宮(矢島舞美)と出会ったことから起きるさまざまな危機に立ち向かっていく姿が描かれた。アクションはかなりハードなものだったが、キックやパンチ、武器などをスタントなしでこなし、圧倒的な存在感を示した。

 山本のアクションにはいつも鬼気迫るほどの迫力がつきまとっている。そこに笑顔はない。過激な表現をすると、気を抜いたら殺される、絶対に相手を倒すという緊張感と殺気が常に漂っているのだ。身長こそ155センチと高くはないが、その動きは鋭く素早く、何より美しい。まさに“令和が生んだアクション女優”と断言できる。その見事な身のこなしを、まずは今後の「鎌倉殿の13人」で存分に堪能したい。

上杉純也

デイリー新潮編集部

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