ビートたけし“最後”の映画はお蔵入りが決定的? KADOKAWA内部では「たけし抜き」で編集作業が

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 公開されれば話題を呼ぶはずだ。なにしろ、ビートたけし(75)の“最後の映画”である。ところが本誌(「週刊新潮」)で既報の通り、お蔵入りの危機にあるのだが、泣きっ面に蜂とはこのことで、製作したKADOKAWAの会長が逮捕。もはやにっちもさっちもいかず――。

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 KADOKAWAに長年勤める社員によると、9月14日の午後、社内では役員も参加する大きな会議が開かれていたという。

「幹部社員が逮捕され、冒頭で“みなさん不安だと思いますが”というあいさつがあったところに、“角川歴彦(つぐひこ)会長逮捕”の一報で、役員らは慌ただしく動き出しました。会長にも関わった社員にも贈収賄の認識はあったにせよ、権力が絶対的な会長が“それでよし”と言えば部下も一蓮托生になるのがこの会社です」

 会長がワンマンすぎて、その茶坊主として知られる、映画プロデューサーの幹部社員も暴走中だという。対象の映画は北野武監督のもと西島秀俊を主役に、昨年10月までに撮影も終わっている戦国絵巻「首」。その後、KADOKAWAとたけし側がもめて、今なお契約が結ばれていないが、

「この茶坊主は北野さんを無視して勝手に編集作業を進め、さらに音を付けるダビング作業に入ろうとしていました。9月中に仕上げを終え、北野さん不在のまま11月の公開が模索されていたのです」(同)

監督に無断で?

 だが、さる映画業界の関係者はこう話す。

「そもそも、わずか1~2カ月で映画を仕上げるなど無理だし、いきなり公開したいと言っても、映画館を押さえられない。それに監督に無断で編集すれば信用失墜で、今後KADOKAWAで映画を撮る人などいなくなるし、監督が納得しないまま公開すれば訴訟が起きます。ただ、契約書には仕上げ作業を監督にしてほしいと書かれ、その返事の期限が8月末だったのに、監督側から返事がなかったとか。そこで監督抜きで仕上げを強行しようという動きが出たのでしょうが、さすがに監督抜きで仕上げることにはKADOKAWAの社内でも反対があって、作業は進まないのでは」

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