皇室の「重要日程」がまさかのバッティング! ミスか故意か…裏事情に迫る

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紀子妃殿下は「なぜこのようなことに…」

 悠仁さまのニュースは、愛子さまに比べると圧倒的に扱いが小さかった。宮内庁関係者が明かすには、

「当時、小室さんの問題で世間の批判を浴びていた秋篠宮家としては、この門出のニュースを機に風向きを変えようというお考えもありました。ところがこのバッティングによって、それが水の泡に。当てが外れた紀子妃殿下の落胆は激しく、“なぜこのようなことになってしまったのでしょう”と、お嘆きとともにお怒りを抑えきれないご様子がうかがえました」

 結果、その1週間後には宮内庁の西村泰彦長官が定例会見で、

〈私のミス〉

 と述べ、異例の“陳謝”に追い込まれたのだった。

「長官はこの場で“卒業式が頭に思い浮かばなかった”“個人的には別の日がよかったと思う”などと発言、調整不足だったことを認めました。本心はともかく、庁内のミスの責任をトップがあえて背負い込むことで、妃殿下のご不興をはじめとする事態の収拾を図ったわけです」(同)

 もっとも、同じ日を避けるに越したことはないものの、

「悠仁さまの学校行事の日程は変えることができません。となると愛子さまのご日程をどうすべきか、という話になりますが、そもそも天皇家の長女の一度きりの成年会見を、いかに皇位継承権を有するとはいえ、皇嗣家のお子様の卒業式のために変更することが、はたして適切なのかどうか。長官の“陳謝”とは別に、庁内ではそうした声も上がっていました」(同) 

皇嗣職の“苦しい説明”

 が、このたびの日程については、まさしく宮内庁の“不手際”が問われかねない。先の記者は、

「両陛下のご意向もあって遠方へのお出ましはかないませんでしたが、本来なら愛子さまがいち早く成年のご奉告で伊勢神宮を参られて然るべきです。それが結果的に、愛子さまを悠仁さまが出し抜く形になってしまいました」

 皇嗣職は、悠仁さまのご訪問の目的は伊勢市で開催中の正倉院の特別展をご覧になることで、ご参拝については「その折に」と、あたかも“ついでのお参り”であるかのように説明しているというのだが、

「愛子さまに先んじることへのエクスキューズとしか思えません。というのも、秋篠宮家の側近は我々に『この機会に撮影の場所を設けたい』と打診するなど、悠仁さまをアピールしたい狙いが見え見えなのです」(同)

 さらに続けて、

「悠仁さまは『秋の学校のお休みの機会を利用される』とのことですが、この特別展は11月上旬まで開催中で、10月1日でなければならない理由はありません。こうしたことから、3月の卒業式が不本意な結果になってしまった紀子さまによる“意趣返し”なのでは、といった臆測も飛んでいます。実際には皇嗣職と侍従職との連携不足が最大の原因なのですが、世間にはさながら両家に諍いがあるかのように映ってしまいかねません」 

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