皇室の「重要日程」がまさかのバッティング! ミスか故意か…裏事情に迫る
皇室内の「不文律」
前述の通り、10月1日は令和皇室にとって記念すべき“再始動”の日であり、両陛下のご公務が注目を集めるのは必至。が、実は同じ日、皇室ではもうひとつ重要なスケジュールが組み込まれているというのだ。
「それは悠仁さまの伊勢神宮ご参拝です。現在、秋篠宮家のお世話にあたる皇嗣職が、内々に準備を進めているところです」
とは、先の記者。
「皇族方はこれまで、ご入学やご卒業をはじめご成年を迎えられた際、あるいは外国ご訪問の折など、八王子の武蔵野陵や奈良の神武天皇陵、そして皇祖神である天照大神を祭る伊勢神宮などにご奉告なさってきました。悠仁さまもこれまで、2012年11月に神武天皇陵、翌年3月には伊勢神宮をご両親とともに参拝されており、また直近では今年3月、中学ご卒業にあたって武蔵野陵をお一人で参られています」
今回は、高校ご入学の奉告も兼ね伊勢神宮を初めてお一人で参られるわけだが、
「せっかくの貴重なご経験が、両陛下のみならず令和皇室にとって重要なご公務と、完全にバッティングしてしまいました。皇室では従来、ご身位が高い方が大事な行事に臨まれる際、他の皇族方は会見などご自身に関する行事を同日に重ねないようにするという不文律があるのですが……」(同)
「平日は仕事があるので」
それでも、これを堂々と“無視”したケースがあった。他でもない17年9月、眞子さんと小室圭さんが臨んだ婚約内定会見である。折しもこの日、皇太子ご夫妻(当時)は「国民文化祭」等へのご出席のため、奈良を訪問なさっていた。
さる皇室ジャーナリストが振り返る。
「この時はご体調の波が依然おありだった雅子さまが、ご宿泊を伴うご公務にお出ましになったことで大いに注目が集まりました。当日は日曜日でもあり、本来であればなおさら会見など行われるはずがないのですが、小室さんが皇室のしきたりなどお構いなしに“平日は(パラリーガルの)仕事があるので”と言い出し、これに眞子さんも賛同。あろうことか宮内庁は主張をのんでしまい、日程が重なってしまったのです」
つまりは皇室への無理解がもたらした事態といえよう。また事情は異なれど、最近でも宮内庁で重大なバッティングが生じていたのは記憶に新しい。
「今年3月17日、愛子さまの成年会見が行われました。初めての単独会見とは思えない堂々たる落ち着きぶりに称賛の声が上がり、メディアでも大々的に取り上げられたのですが、この日はちょうど悠仁さまが通われる中学校の卒業式の日でもあったのです」(同)
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