甲子園「智辯vs.智辯和歌山」の感動が虚しい 「辯天宗」骨肉の“兄弟げんか”につける薬なし

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御神示薬

「創価」や「天理」などと並び、高校球界で名の通った学校を持つのが「辯天宗」である。昨夏の甲子園決勝での「智辯学園」と「智辯和歌山」の“兄弟対決”は衆目を集めたが、実は、辯天宗でも、宗祖直系の一族内で骨肉の兄弟げんかが繰り広げられている。

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「辯才天」を本尊とする辯天宗が組織されたのは1952年のこと。創設者は奈良県吉野町出身の大森智辯である。実質的に辯天宗を切り盛りする第一世管長には、宗祖智辯の夫で高野山真言宗の元住職、大森智祥(ちしょう)が就いた。...

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