甲子園「智辯vs.智辯和歌山」の感動が虚しい 「辯天宗」骨肉の“兄弟げんか”につける薬なし

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御神示薬

「創価」や「天理」などと並び、高校球界で名の通った学校を持つのが「辯天宗」である。昨夏の甲子園決勝での「智辯学園」と「智辯和歌山」の“兄弟対決”は衆目を集めたが、実は、辯天宗でも、宗祖直系の一族内で骨肉の兄弟げんかが繰り広げられている。

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「辯才天」を本尊とする辯天宗が組織されたのは1952年のこと。創設者は奈良県吉野町出身の大森智辯である。実質的に辯天宗を切り盛りする第一世管長には、宗祖智辯の夫で高野山真言宗の元住職、大森智祥(ちしょう)が就いた。

 以来、管長職は宗祖直系の「長男」の指定席となっており、第二世管長は大森慈祥(じしょう)、2018年9月からは宗祖の孫にあたる大森光祥(こうしょう)が第三世管長として舵取りを担っている。

 辯天宗の責任役員によると、辯天宗の100%子会社「チベン製薬」を舞台に争いが続いているという。チベン製薬は、宗祖が神の指示によって収集した植物を原材料とする「御神示薬(ごしんじやく)」を扱ってきた会社だ。

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