黒島結菜、竜星涼、川口春奈…「ちむどんどん」4兄妹の今後 TBSは1番得した説

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良子役の川口春奈も連ドラに登場、竜星涼は1月期に主演

 良子役の川口春奈(27)も休まない。10月からはフジテレビの連ドラ「silent」(木曜夜10時)に主演する。共演は目黒蓮(25)。2人が演じる男女はかつて交際していたが、別れた。8年ぶりに再会すると、男性は聴覚のほとんどを失っていた、という設定だ。

 川口はデビュー15年。ずっと演技巧者の評価を受け続けて来たので、次の作品も演技面での心配はいらないはず。それより、この連ドラは視聴者の支持を得られるかどうかだけでなく、実際にハンデのある人や家族にどこまで共鳴されるかが問われる。

 米英ドラマ界では障がいのある人の役は実際に障がいのある人を起用する流れが進んでいる。障がいを健常者の目線でしか描かないドラマは批判の的にしかならない。日本もそうなっていくのは間違いない。

 賢秀役の竜星涼(29)は来年1月から同じくフジテレビの「スタンドUPスタート」(水曜夜10時)に主演する。原作は大人気漫画だ。人生をあきらめかけた人たちを再生させるプロを演じる。

 原作は「起業の仕方」や「株式会社の仕組み」などが分かりやすく説明されている一方、笑いと涙の人間ドラマが展開する。作り方次第でドラマも大ヒット作に成り得る。

 竜星は賢秀のような明るくおバカなキャラを演じるのが得意。犬飼貴丈(28)とダブル主演した映画「ぐらんぶる」(2020年)でもダイビング・サークルに所属するハチャメチャな大学生役を好演した。半面、演じられる役の幅が狭いわけではなく、シリアスな演技もうまい。そんな場面も想定される「スタンドUPスタート」が注目される。

 上白石萌歌(22)は連ドラの予定はないが、先月下旬から公開中の映画「アキラとあきら」にメガバンク行員役で出演中。上白石は出欠に厳しい大学の現役学生なので、卒業までは芸能活動が制限されるが、女優業は前途洋々だ。

 名優の条件は古くから「1声、2顔、3姿」と言われる。Adieuの名前で歌手活動も行い、「ちむどんどん」でも沖縄民謡を歌う上白石は声が抜群にいい。小さな仕草で心情を表せてしまう演技への評価も極めて高い。

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