「モラハラ夫ってコンビニを嫌うんです」 ママ弁護士・堀井亜生がヘビーユーザーになるまで

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SMAP目当てでローソンへ

渡辺:高校時代はいかがですか? 交友関係や行動範囲も広がり、コンビニを使う機会もあったかと思います。

堀井:ローソンに行かざるを得ない青春時代でした(笑)。

渡辺:どういうことですか?

堀井:『ジャニーズワールド』って憶えてますか?

渡辺:憶えてます。なるほど!

堀井:私はSMAPの大ファンで、SMAPのビデオがローソン限定だったんですよ。

渡辺:記憶が曖昧ですが、たしか1店舗あたり約40本、当時ローソンは5000店舗前後だったので20万本、毎回予約販売で売れたんですよ。近隣にローソンがないSMAPファンは、親に頼み込んで車で長時間走らせて、ローソンまで買いに行ったそうです。

堀井:私も何本も買ったし、SMAP目当てでみんなローソンに行ってました。なんでローソンだけだったんだろう。

渡辺:ローソンにエンタメ系のコンテンツが集中したのは、1997年、コンビニとして初めて全国47都道府県出店を実現したことが大きいです。『ジャニーズワールド』の販売開始直後はまだでしたが、その後は「全国各地に等しく売ることができる」というのは強みでしたね。バイヤー時代「47都道府県すべてに店舗がありますから」は、僕の商談時の口説き文句でした。『たまごっち』(バンダイ)や『ポケモン(ポケットモンスター)』(任天堂)グッズも、ほかのチェーンに先駆けて売っていました。それにしても、堀井先生はSMAPファンだったんですね。誰推しですか?

堀井:吾郎ちゃん(稲垣吾郎)です。昔も今も変わらず大好き。メディアの仕事が増えたのに、吾郎ちゃんだけ会えてないんです。ほかのメンバーには会えたのに…。

渡辺:稲垣さんはほかの方に比べてバラエティの仕事少ないですからね。

堀井:せっかく東京に来て、頑張って弁護士になったのに…。

渡辺:堀井先生が弁護士になった理由って、SMAPに会うためだったんですか?

堀井:それだけじゃありませんが、モチベーションのひとつではありました。大学の進路で地元ではなく上京を選んだのも、東京に行ったらSMAPに会えるかな…と(笑)。あとは天邪鬼的な思考で弁護士を目指した感じです。

渡辺:天邪鬼?

堀井:私が通っていた札幌南高校は医学部志望が非常に多く、公立校としては医学部進学者数がトップクラスです。同級生も多くは医師志望で、みんなが目指すものはちょっと…と思い、弁護士を目指してみようかなと。ちなみに、進学した中央大学は山の中のキャンパスだったので、大学時代はほとんどコンビニを使ってません。何かすみません。

渡辺:いえいえ(笑)。

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