「200キロの巨体で、キレキレのダンス」――中国史上に残る大悪党「安禄山」とは何者だったのか 国際 中国 2022年09月01日 安禄山は交易・交渉に従事した時に培った“人たらしの術”に長けていた。200キロの巨躯肥満、膝まで垂れ下がった腹に何が入っているのかと玄宗に問われ、「ただ赤心(忠誠)のみ」と答えて喜ばれた、というエピソードが有名(他の写真を見る) 中国史上には数多くの「悪党」が存在する。中でも、唐を滅亡寸前に追いやった安禄山(あんろくざん)は、「平家物語」でも言及され、その名前は日本でも比較的よく知られている。いったいどんな人物だったのか。中国史の第一人者・岡本隆司さんの新刊『悪党たちの中華帝国』から、安禄山に関する記述を再編集してお届けしよう。 ***... 記事全文を読む 0 Advertisement