香川照之による性加害 「胸を直に触り、キスもしていた」同席者が証言

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〈服の中に手を入れ…〉

 手元にある訴状によると、香川は19年7月に、銀座の高級クラブを訪れていた。

 その晩、香川を含む4人を接客した4人のホステスの一人を、仮に美麗さんとしておこう。目鼻立ちの整った美貌の彼女は香川にされたことが原因で、その後PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い、翌年5月、その場で香川の暴走を止められなかった、という理由で、クラブのママまでを民事で訴えたのだ。

 東京地裁に提起された損害賠償の請求訴訟自体はすでに昨年、取り下げられているが、それによって加害の事実が消えるわけではない。今回、本誌(「週刊新潮」)はその一部始終を目撃した同僚からも証言を得て、事実を確認した次第である。

「訴訟になっていないからいい」というレベルの行為かどうか。訴状に書かれていたのは、セクハラというレベルを超えた行状だった。

 まずは訴状をもとに見てみよう。その日の午後11時ごろ、当該クラブの個室で行われたこととして、訴状にはこう書かれている。

〈訴外香川の隣にいた子が席を外したため、その席に原告が移動したところ、突然、訴外香川は、原告の服の中に手を入れ、ブラジャーを剥ぎ取った。剥ぎ取られたブラジャーは、被告及び同行の客3名に次々と渡され、全員がその匂いを嗅ぎ、いろいろと卑猥なことを申し述べた〉

〈そして、訴外香川は、原告にキスし、服の中に手を入れ、原告の乳房を直になでまわしたり揉んだりして弄(もてあそ)んだ〉

〈若手の歌舞伎役者にスマホのビデオ通話で連絡〉

 さすがに周囲も放置できなくなり、ほかのホステスが従業員を呼び、美麗さんに電話がかかってきたように装って、彼女を個室から退出させたそうだ。その際にブラジャーを取り戻した美麗さんは、トイレで再び身に着けたというが、

〈原告は、携帯電話と名刺入れを置き忘れたので、やむなく個室に戻って取り戻そうとしたところ、訴外香川に手を引っ張られてまた、隣の席に座らされた。

 訴外香川は、服に手を入れて再度原告のブラジャーを剥ぎ取り、若手の歌舞伎役者にスマホのビデオ通話で連絡し、ブラジャーや原告を映して弄んだ〉

〈原告の戻ってこないのを心配した従業員が呼びにきてくれ、原告はようやく個室から逃げ出せた。訴外香川は剥ぎ取ったブラジャーをずっと持っていたが、個室を出るときに取り戻した。訴外香川の狼藉は、店内で知られるところとなっており、顔見知りの客から大丈夫かと声をかけられ、原告はひどく恥ずかしい思いをした〉

 要するに、ホステスの服の上から胸を触るのでもどうかというのに、無理やりブラジャーを外して胸をじかに触り、ブラジャー自体もさんざん弄んだというのだ。

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