世界陸上を卒業した織田裕二 “フジっ子俳優”の気になる今後は?

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今後は司会業も視野に

「世界陸上」のTBSは、織田をドラマに起用しないのだろうか。

「『世界陸上』MCに就任後、彼はTBSでは『真夜中の雨』(02年)、日曜劇場『冗談じゃない!』(07年)に主演しましたが、いずれも平均視聴率は13%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)と織田の主演作としては満足いくものではありませんでした。そもそも彼は、フジテレビ以外はほとんど出演したことがないと言っていいほど、“フジっ子”の俳優です。他のテレビ局の作品にも満遍なく出演していれば、もう少しお呼びがかかったかもしれません」

 デイリー新潮は「『湘南爆走族』から33年、相変わらずの『織田裕二』、『江口洋介』俳優人生の分岐点」(20年11月19日配信)で、同じデビューの江口洋介(54)が脇役で活躍している一方、織田の仕事が減ったのは主役にこだわりすぎるから、と報じたこともある。

 とはいえ、「世界陸上」で認められたからといって、司会業が務まるのだろうか。

「彼は、20年10月にスタートした『ヒューマニエンス~40億年のたくらみ~』(NHK BSプレミアム)の司会を務めています。織田がNHKに出演したのは実に31年ぶりでした。現在は、この番組のダイジェスト版『ヒューマニエンスQ(クエスト)』をNHK総合でも放送するようになり、所属事務所が手応えを感じているそうです。ドラマや映画で実績のある彼は、NHK BSであってもギャラは高いそうです。ドラマで約4カ月も拘束されるより、テレビの司会業のほうがコストパフォーマンスもいいですからね」

 民放でも司会業をやるようになるのだろうか。

「すでに事務所は、地上波を含む様々なテレビ局に『司会業でも出演しますよ』とアプローチしています。彼は年齢の割に若々しく、キャラクターの好感度は高いし、男性にも女性にも好かれるキャラです。俳優から司会業に転身した人は多くはありませんが、成功する可能性は高いと思います」

 将来、関口宏(79)のようになるのだろうか。

「関口さんも近年は失言が増えて炎上キャラになりつつありますが、織田の場合もそこが心配です。『世界陸上』でもやたらに“男”を強調したり、新婚の女性選手に対する『もう、すぐ子供を産んじゃうんでしょうねえ』といったコメントが差別発言として炎上しました。本格的に司会業を目指すなら、このあたりも気をつけないといけないでしょうね」

デイリー新潮編集部

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