神戸山口組ナンバー2の寺岡若頭が引退へ その理由とは?

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仲介者への伝達とは?

「結果的にこれはうまく行かず、少し前に井上組長と寺岡若頭が連れだって小林会長のもとを訪ね、“これまで色々とご尽力をいただきましたが、思うところあって、神戸山口組の解散、自らの引退につきましては、すべて白紙ということになりました”と井上組長が伝えたということでした。窓口になってきた寺岡若頭の顔は丸つぶれで、それによって両者の関係は決裂したとのことです」

 竹垣氏の話を総合すると、6代目山口組との抗争が苛烈を極める中、劣勢に立たされ続ける神戸山口組の将来を案じた寺岡組長は組織の解散を進めた方がさまざまな意味でベターだと判断。そうなるべく具体的な手を打ったものの、最終的に井上組長はこれを受け入れなかった、ということになる。

「親分に引退・解散を迫る動きはもちろん、腹を括ったうえで進退をかけたものでした。しかしそれがうまくいかなかったので、自身の引退を決意しつつあるということですね。神戸山口組のために全力でやってきただけに落胆した部分も少なからずあるでしょう。ここはすっきりヤクザ社会から身を退き、カタギになる決意をしていると見ています」

 仮に引退となれば、神戸山口組の若頭は入江禎副組長が兼任する可能性があるという。

デイリー新潮編集部

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