「ファミマのしじみ味噌汁をたぶん日本一飲んでる」 ガリチュウ福島がコンビニで発見したモノマネネタとは

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『あなたとコンビニとニッポン』ガリットチュウ福島善成×渡辺広明

 全国5万8000店舗、年間155億人が買い物する“コンビニ超大国ニッポン”。老若男女、昼夜を問わずさまざまな人が訪れるコンビニは、その目的や利用方法も人によってさまざまだ。「コンビニとの付き合い方」を覗いた先に見えてくるものとは? コンビニジャーナリスト・渡辺広明氏が、ゲストを招きコンビニについて大いに語り合う──。

 今回のゲストは、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成氏(44)。豊富なモノマネレパートリーで活躍を続ける一方、近年はお笑い以外の活動として柔術にも挑戦していることも話題に。7月10日に行われた「第5回全日本マスター柔術オープントーナメント」では「青帯ライト級」で優勝し、各メディアで報じられたことは記憶に新しい。興味深い活動を続ける福島氏は、どうやらコンビニのヘビーユーザーとのこと。いったい、どのように利用しているのか?

地元時代のコンビニは「ヤマザキ」一強!

渡辺広明(以下、渡辺):福島さんは熊本県の天草市出身ですよね。失礼な質問かもしれませんが、福島さんが子どもの頃、天草にコンビニってありました?

福島善成(以下、福島):なかったんですけど、僕が小学4年か5年くらいのときにできたんですよ。地元では大ニュースになり、行列ができた記憶があります。

渡辺:コンビニチェーンはどちらですか?

福島:デイリーストア(ヤマザキデイリーストア)です。

渡辺:デイリーヤマザキの前身ですね。

福島:僕の記憶ですけど、たしかこの店舗、当時の熊本県のコンビニで売上ナンバーワンだったんですよ。

渡辺:それはすごい! 立地でしょうか?

福島:そうだと思います。国道沿いにあって、旅行客も地元住民も利用していました。駐車場もサッカー場みたいな広さでしたから(笑)。この店舗が成功したおかげか、しばらくは天草中がデイリーストアだらけでした。

渡辺:天草市のコンビニはヤマザキ系からスタートしたんですね。最初に出店するチェーンは好立地を押さえられるので有利です。今もそのデイリーストアはありますか?

福島:もうないです。

渡辺:大手に負けちゃいましたか。

福島:気が付けば大手チェーンですね。今はファミマ(ファミリーマート)が多くて、次にローソン 、あとセブン(セブン-イレブン)もいくつか…という状態だと思います。でも、僕が地元を出る90年代半ばまではデイリーストア一強だったと思います。あとはマイナーかもしれませんけど、「リック(RICマート)」くらいじゃないですかね?

渡辺:リック? 初耳です。ちょっと待ってください、調べます…。

福島:やっぱマイナーでしたか(笑)。

渡辺:九州で展開しているコンビニなんですね。印象に残っている商品はありますか?

福島:その店舗はもともと大きな駄菓子屋みたいな店だったんですけど、夏になると大量に花火を売っていた記憶があります。

渡辺:2000年代に入ってから規制が厳しくなりましたが、90年代はあらゆる場所で手持ち花火OKでしたからね。僕がローソンのバイヤー時代も、花火はめちゃめちゃ売れました。ローソンだけで年間18億円くらいの取引があって、当時の手持ち花火のシェアは約6%。これはトップシェアだったんですよ。

福島:たしかに「夏はコンビニで花火」の印象が強いです。ロケット花火が好きだったけど、爆竹も中国の祭りレベルで遊んでました。

渡辺:春節ですか(笑)。当時のコンビニはやんちゃな若者のたまり場としても利用されていましたね。天草はいかがでしたか?

福島:ヤンキーがいましたよ。そう言えば、中学の時に好きだった女の子が、高校になってヤンキーになってて驚いたんですけど、それを見かけたのもコンビニの駐車場でした。

渡辺:好きだった子がヤンキーに…。

福島:男のヤンキーと一緒にいて、そいつの原付にノーヘルで2ケツする姿を見送りながら、「変わっちゃったなぁ…」って。

渡辺:甘酸っぱいですね。

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