幼少期に「日本人と結婚しない」と決意した高橋ブランカさん 日本人と結婚することになった運命のイタズラとは
「私は日本人と結婚しない約束をする!」
『クリミア発女性専用寝台列車』などの著書がある、旧ユーゴスラビア出身の作家、高橋ブランカさん。「日本人とは結婚しない!」と誓っていた彼女に舞い降りた、運命のイタズラのような出来事。
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セルビアの小さな町の中学1年の地理の授業。先生が日本について教えている――日本列島の緯度と経度、気候、人口、産業、政治制度、教育……。その時に初めて「塾」というもうひとつの学校の存在を知った。学校から帰って、また学校に行く?! 授業が終わってから、クラスを笑わせるために私は宣言した。「みんな、よく聞いて! 可哀そうな日本人の子の話があったでしょう? そのような運命に遭う生徒を増やさないように、私は日本人と結婚しない約束をする!」みんなは爆笑した。なにしろ、80年代のユーゴスラビアの田舎の人は日本人よりも宇宙人に出合う確率が高かった。
その地理の授業からこの運命劇の映像を無理矢理に早送りをして、大人になって子供を持っている私をお見せしたい。学校から帰って、軽く何かを食べてから塾に行く息子を応援かつ心配をしている母親である。よりによって日本人と結婚した次第である……。
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